最新 地学事典 「ダイヤモンド鉱床」の解説
ダイヤモンドこうしょう
ダイヤモンド鉱床
diamond deposit
キンバーライトのパイプ状岩体とそれに由来する漂砂鉱床がある。南アのキンバリー・プレミア,シベリアのUdachnyy,オーストラリアのアーガイルなどは前者で,パイプの径1kmを超すものもある。貫入時代は原生代後期から白亜紀まで。1867年に南アで最初に発見。それ以前はすべて漂砂鉱床から採掘。最も古い鉱床はインドのGolconda地方で紀元前4~前5世紀ごろから採掘。次いでボルネオ・ブラジル・アフリカ・北米・ウラル・オーストラリアなどの河床・河岸段丘・海岸段丘・浅海底堆積層中から発見。ダイヤモンド含有量は両型とも平均数千万分の1程度(5~100カラット/100t)であるが,アーガイルは例外的に高品位。1990年の世界の生産量は1億40万カラット(20.1t)で,主産国はオーストラリア(35%)・ザイール(19%)・ボツワナ(17%)・ロシア(15%)・南ア(8.7%)。
執筆者:平野 英雄・砂川 一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

