ダクチノマイシン(読み)だくちのまいしん(その他表記)dactinomycin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダクチノマイシン」の意味・わかりやすい解説

ダクチノマイシン
だくちのまいしん
dactinomycin

アクチノマイシンDともいい、ストレプトミセス・パルブルスStreptomyces parvullusの産生する抗悪性腫瘍(しゅよう)性抗生物質である。橙赤(とうせき)色ないし赤色結晶または結晶性粉末。ウィルムス腫瘍特効薬で、絨毛(じゅうもう)上皮腫、破壊性胞状奇胎にも適応される。DNAデオキシリボ核酸)のグアニンと結合して複合体をつくるところからDNA依存性のRNAポリメラーゼの作用が阻害され、RNAリボ核酸)の生成が抑制されることが作用機序(メカニズム)と考えられている。注射剤として使用される。

[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ダクチノマイシン」の解説

ダクチノマイシン
ダクチノマイシン
dactinomycin

[同義異語]アクチノマイシンD

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む