普及版 字通 「ダ・タン・わに」の読み・字形・画数・意味
25画
[字訓] わに
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は單(単)(たん)。〔説文〕十三下に「水蟲なり。蜥易(せきえき)(とかげ)に似たり。長さ(ばかり)」(段注本)とあり、わにをいう。また〔古本〕に「皮は以て鼓を(おほ)ふべし」とあって、鼓に用いた。〔詩、大雅、霊台〕に「鼓(ほうほう)」の句がある。殷の青銅鼓に蛇腹の地文を附するものがあり、鼓に擬したものであろうと思われる。〔山海経、中山経〕に「江水に多し」とあり、古くは江水の下流に多く棲息していたのであろう。
[訓義]
1. わに、わにの一種。
2. また(せんだん)に作る。はうみへびの類。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加米(うみがめ)〔名義抄〕 オホカメ 〔字鏡集〕 カメ
[熟語]
鼓▶・蛟▶・鳴▶
[下接語]
駆・・江・蛟・潜・白・鳴・霊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報