20世紀西洋人名事典 「ダニエルジョーンズ」の解説
ダニエル ジョーンズ
Daniel Jones
1881.9.12 - 1967.11.4
英国の音声学者。
元・ロンドン大学名誉教授。
ロンドン生まれ。
弁護士を経て、1921〜49年の間ロンドン大学教授として、同大学における音声学の研究を確立し、後に同大学名誉教授を務めた。この間、国際音声学協会において機関誌の副主筆(07〜50年)、会長などを務めるなど英国音声学界に貢献した。また、ジョーンズ式発音記号の発案者でもあり、彼の「英語発音辞典」は生前12版を重ね、没後は弟子のA.C.ギブソンの改訂で14版まで出版し、今日の日本の英和辞典、教科書の多くはジョーンズ式表記に基づいている。主著に「音素―その性質と用途」(’50年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報