精選版 日本国語大辞典 「英和辞典」の意味・読み・例文・類語 えいわ‐じてん【英和辞典・英和字典】 〘 名詞 〙 英語の単語、熟語、句などに、日本語で訳語、説明をつけた辞書。英和辞書。英和。[初出の実例]「江湖雑誌の編輯で二十円、英和字典の編纂で十五円、是が道也の極まった収入」(出典:野分(1907)〈夏目漱石〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「英和辞典」の意味・わかりやすい解説 英和辞典【えいわじてん】 1814年長崎で行われた写本《諳厄利亜(アンゲリア)語林大成》,英国人W.H.メドハーストがバタビアで出版したローマ字による《英和和英語彙》(1830年)などもあるが,1862年に洋書調所が出版した《英和対訳袖珍辞書》はオランダ製活字と木版日本字を用い,最初の英和辞典と呼ぶにふさわしい。ヘボンの《和英語林集成》(1867年)は巻末に英和の部があり,ローマ字訳が付されている。《和訳英辞書(薩摩辞書)》(1869年)のあと,柴田昌吉・子安峻編《付音挿図英和字彙》(1873年,日就社)は5万語を収め,体裁も本格的で広く利用された。《明治英和字典》(1884年―1889年)はさらに大部のもの。《模範英和辞典》(1911年,三省堂)以後は,斎藤秀三郎,岡倉由三郎,市河三喜らの各辞典がある。→関連項目辞典 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報