20世紀西洋人名事典 「ダニエル・ルシュール」の解説
ダニエル・ルシュール
Daniel-Lesur
1908.11.19 -
フランスのオルガン奏者,ピアノ奏者,作曲家。
元・スコラ・カントルム学長。
パリ生まれ。
本名ルシュール〈Daniel Lesur〉。
パリ音楽院で学んだ後、1927〜37年師のトゥルヌミールの後任としてパリの聖クロティルド大聖堂のオルガン奏者を務める。以後、’37〜44年ベネディクト修道院オルガン奏者、’35〜62年にはスコラ・カントルム教授、この間’56〜62年には同学長を務める。その傍ら、’36年にはボードリエらと「ジュヌ・フランス」を結成。また、’45年以来フランス国営放送の音楽番組編成顧問も務める。主な作品に「弦楽オーケストラのためのバッハ礼賛」(’33年)、オペラ「アンドレア・デル・サルト」(’49年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報