チアパス

百科事典マイペディア 「チアパス」の意味・わかりやすい解説

チアパス[州]【チアパス】

メキシコ南東部,グアテマラと国境を接する州。州都はトゥストゥラ・グティエレス。インディオ(マヤ系)人口が多い地域。熱帯雨林気候地帯に属し,トウモロコシサトウキビ,タバコ,コーヒーを産する農業地帯だが,開発が進んでいない。1545年ラス・カサス当地司教に任ぜられ,平和的な改宗とインディオの権利擁護に努めた。高地の中心都市サン・クリストバル・デ・ラス・カサスが1892年まで州都だった。1860年代末に農民反乱があり,1994年1月,農民の武装集団〈サパティスタ国民解放戦線〉が蜂起した。マヤ文化の遺跡パレンケ,ヤシュチラン,ボナンパクなどがある。7万3887km2,479万6580人(2010)。
→関連項目メキシコ(国)

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世界大百科事典(旧版)内のチアパスの言及

【トゥストラ・グティエレス】より

…メキシコ南東部,チアパス州の州都。人口28万9626(1990)。…

※「チアパス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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