チャルキリク県(読み)チャルキリク(その他表記)Qarkilik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャルキリク県」の意味・わかりやすい解説

チャルキリク〔県〕
チャルキリク
Qarkilik

中国の西北地方,シンチヤン(新疆)ウイグル(維吾爾)自治区南東部,バヤンゴル(巴音郭楞)自治州南部の県。漢語名はルオチヤン(若羌)。アルトゥン(阿爾金)山脈の北麓,タリム(塔里木)盆地南東隅にある。チェルチェン(車爾臣)川の支流チャルキリク川に沿うオアシスを中心とし,北部には砂漠やアルカリ性湿地が広がる。クンルン(崑崙)山脈に沿って東西に延びる道路と,タクラマカン(塔克拉瑪干)砂漠東縁をタリム(塔里木)川に沿って北上する道路,アルトゥン山脈を横断して,チンハイ(青海)省ツァイダム(柴達木)盆地に達する道路の十字路にあたる。古くは中国と西アジアを結ぶ西域南道(→西域南北道)の要衝で,鄯善国が栄えた地。年降水量は 10mmと,中国で最も少ないが,灌漑により小麦,綿花を産する。人口 2万6600(1990)。

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