タクラマカン砂漠(読み)タクラマカンサバク

デジタル大辞泉 「タクラマカン砂漠」の意味・読み・例文・類語

タクラマカン‐さばく【タクラマカン砂漠】

タクラマカン

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精選版 日本国語大辞典 「タクラマカン砂漠」の意味・読み・例文・類語

タクラマカン‐さばく【タクラマカン砂漠】

  1. ( タクラマカンはTakla Makan ) 中国新疆ウイグル自治区南部タリム盆地大部分を占める砂漠タリム川崑崙山脈の間に横たわり、古く東西交通の障害となった。

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百科事典マイペディア 「タクラマカン砂漠」の意味・わかりやすい解説

タクラマカン砂漠【タクラマカンさばく】

中国,新疆ウイグル自治区南部,タリム盆地の中央をおおう中国最大の砂漠。漢字では塔克拉瑪干。ウイグル語で〈一度入ったら出られない〉の意。天山山脈崑崙(こんろん)山脈に囲まれ,東西約1000km,南北約400km,面積約32万4000km2。紀元前後から急速に乾燥化に向かい,かつて栄えた古ホータン,ニヤ楼蘭などの都市は廃虚と化している。この砂漠は19世紀末ヘディンによって探検されるまではほとんど知られていなかった。タリム川沿岸の一部および天山山脈南麓,崑崙山脈麓の一部ではオアシス農業が行われる。
→関連項目西域

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タクラマカン砂漠」の意味・わかりやすい解説

タクラマカン(塔克拉瑪干)砂漠
タクラマカンさばく
Taklimakan shamo

中国西部シンチヤン(新疆)ウイグル(維吾爾)自治区南部のタリム(塔里木)盆地中央を占める砂漠。東西約 960km,最大幅 420km。面積約 32万km2。世界最大の砂砂漠で,世界第2の流動性大砂漠である。流動砂丘が総面積の 85%を占め,砂丘は巨大で,5~15kmにもわたって連なって砂丘鏈を形成している。大陸性気候で,夏は気温が 40℃近くまで上昇し,冬は-20℃以下になる。年降水量は西部で 38mm,東部で 10mm程度。しかし周辺の山地からタリム(塔里木)川などの河川が流入しており,縁辺部や内部の涸れ川周辺では地下水位は 1~3mと高く,沼沢をなすところもあって,かなりの植生がみられる。灌漑水路の建設が縁辺の各地で大規模に進められている。

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改訂新版 世界大百科事典 「タクラマカン砂漠」の意味・わかりやすい解説

タクラマカン砂漠 (タクラマカンさばく)
Taklimakan

中国西北,タリム盆地中央部の砂漠。塔克拉瑪干と漢字表記される。日本の国土にほぼ匹敵する広さをもつ。タクラマカンは,ウイグル語で〈入ると出られない〉の意味。かつての湖底が砂漠になったもので,大半は細かい砂から成り,高さ数十m,高いもので150~200mの砂丘を形成する。また,強い風が砂を動かし,南部では1年のうち約3ヵ月余りは砂が空をおおう。解放後,アクス(阿克蘇)やホータン(和田)などのオアシスから砂漠への水路が建設され,農業の発展がみられる。
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旺文社世界史事典 三訂版 「タクラマカン砂漠」の解説

タクラマカン砂漠
タクラマカンさばく
Tǎkèlāmǎgān Shāmò

中国新疆 (しんきよう) (シンチヤン) ウイグル自治区南西部,タリム盆地の大半を占める大砂漠
周辺にオアシス都市が発達し,これをつないで東西交通路が開けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タクラマカン砂漠」の意味・わかりやすい解説

タクラマカン砂漠
たくらまかんさばく

タクリマカン砂漠

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