ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
チャンドラセカールの限界
チャンドラセカールのげんかい
Chandrasekhar limit
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…すなわち,この場合は温度の助けをかりて圧力を上げ,重力崩壊を防ぐことになる。大質量の縮退核ができないのは太陽質量の1.4倍くらいのところにチャンドラセカールの限界と呼ばれる上限があるためである。小質量星,大質量星のいずれにしてもヘリウム核は,中心が高圧で外側が比較的低圧の状態,すなわち一つの星のようにふるまい,その外包は中心核にあまり荷重をかけないように広がって,半径の大きな星の構造が成立する。…
…アメリカの理論天体物理学者。インドのラホール(現,パキスタン)に生まれ,マドラス大学およびイギリスのケンブリッジ大学で学ぶ。1936年渡米,53年帰化。諸大学を歴任の後,1944年よりヤーキス天文台教授となる。21歳のとき,白色矮星(わいせい)の内部構造の研究からその質量には上限(電子の縮退圧によって,平衡を保つことのできる質量には限界があり,その限界をチャンドラセカール限界という)があることを発見,これよりも重い星は進化の途上で余分な質量を放出せざるを得ないことを示した。…
※「チャンドラセカールの限界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新