チュブト州(読み)チュブト(その他表記)Chubut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュブト州」の意味・わかりやすい解説

チュブト〔州〕
チュブト
Chubut

アルゼンチン南部の州。州都ラウソン。パタゴニアと呼ばれる地域の中部を占める州で,西はチリと国境を接し,東は大西洋に面する。西部の国境沿いにはアンデス山脈が連なり,森林におおわれた山中には多数の湖がある。アンデスに発するチュブト川が州中央部を東流し,ラウソンで大西洋に注ぐ。おもにイギリスのウェールズ人によって入植が進められた地域で,ラウソン,プエルトマドリン,トレレウなどの町はいずれもウェールズ人の集落から発展。彼らが始めた牧羊と羊毛生産が現在も重要な産業であるが,南部には同国最大の油田地帯があってコモドロリバダビアを中心に開発されており,州経済に占める石油収入の比重は次第に増加してきている。交通網の発達は不十分で,大西洋岸のラウソンとコモドロリバダビアから内陸へ短い鉄道が延びているほかは,道路交通が中心。面積 22万 4686km2。人口 35万 6587 (1991推計) 。

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