チョロ絹(読み)チョロケン

デジタル大辞泉 「チョロ絹」の意味・読み・例文・類語

チョロ‐けん【チョロ絹】

インドのチャウル(Chaul)の産という》近世オランダまたは中国広東から輸入された絹織物海気かいきに似て木目模様がある。
[補説]「著羅絹」とも書く。

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精選版 日本国語大辞典 「チョロ絹」の意味・読み・例文・類語

チョロ‐けん【著羅絹・鎖絹】

  1. 〘 名詞 〙 ( チョロはインドの地名チャウル(Chaul)からか ) 近世にオランダ・中国広東地方から輸入された縞柄の絹織物の一種。インドのチャウル産で、甲斐絹に似た厚地の絹織物といわれる。
    1. [初出の実例]「一日二日過ぎて、ちょろけん一巻有合ひて送るのよし」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)七)

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