チリーアヤメ(読み)ちりーあやめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チリーアヤメ」の意味・わかりやすい解説

チリーアヤメ
ちりーあやめ
[学] Herbertia pulchella Sweet

アヤメ科(APG分類:アヤメ科)の秋植えまたは春植え球根草。球根は小鱗茎(りんけい)で褐色の皮に覆われる。根出葉は線形で長さ約20センチメートル。4月下旬から5月上旬、15センチメートルの花茎を出し、先端に花を開く。種名のpulchellaは「美しい」という意味で、3枚の外花被片(かひへん)は紫色で基部は白色。内花被片は小さいので3弁花のようにみえる。朝に花を開き、夕方に閉じる一日花であるが、次々と花を開く。南アメリカ原産。耐寒性はあるが、それほど強くない。秋植えの場合は普通は鉢植えにして、冬季はフレーム内で育てる。日だまりのロック・ガーデンや芝の中に植えてもよい。春植えは2~3月植えとする。繁殖は分球によるが、実生(みしょう)も容易である。

[平城好明 2019年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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