デジタル大辞泉 の解説 ツェツィリエンホーフ‐きゅうでん【ツェツィリエンホーフ宮殿】 《Schloß Cecilienhof》ドイツ東部、ブランデンブルク州の州都ポツダムにある宮殿。ホーエンツォレルン家の皇太子夫妻のために、1917年に建造された。第二次大戦末期、ポツダム会談が開かれたことで知られる。1990年、「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」として世界遺産(文化遺産)に登録された。ツェツィーリエンホーフ宮殿。チェチリエンホーフ宮殿。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 の解説 ツェツィリエンホーフきゅうでん【ツェツィリエンホーフ宮殿】 ドイツ北東部、首都ベルリン(Berlin)の南西約30kmにあるブランデンブルク州の州都ポツダム(Potsdam)の、ハイリガー湖(Heiligersee)とユングフェルン湖(Jungfernsee)に挟まれた広大な美しい新庭園(Neuer Garten)の中にある宮殿。ドイツの多くの宮殿とは大きくイメージが異なり、規模の大きなカントリーハウスといった趣きの建物である。最後のドイツ皇帝ヴィルヘルム2世(1859~1941年)が皇太子時代、妃のツェツィリエのために建てた。1945年7月17日~8月2日、米英ソの3ヵ国の首脳が第二次世界大戦後の日本の戦後処理について話し合った、ポツダム会談の会場として使われたことから有名になった。建物とその周辺が世界遺産に登録されている。この宮殿の一部は、現在、ホテルとして利用されているほか、庭園の眺めを楽しめるテラスレストランもある。また宮殿内には博物館もあり、ポツダム会談の資料などが展示されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報