デジタル大辞泉 「ヘルブルン宮殿」の意味・読み・例文・類語 ヘルブルン‐きゅうでん【ヘルブルン宮殿】 《Schloß Hellbrunn》オーストリア中部の都市ザルツブルクの旧市街にある宮殿。17世紀初め、ザルツブルク大司教マルクス=ジティクス=フォン=ホーエネムスが夏の離宮として建造。さまざまな仕掛けを施した噴水があることで有名。旧市街を中心とする他の歴史的建造物も含め、1996年に「ザルツブルク市街の歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ヘルブルン宮殿」の解説 ヘルブルンきゅうでん【ヘルブルン宮殿】 オーストリア中部、首都ウィーンの西約300kmにあるザルツブルク(Salzburg)市街の南約5km、バスで15分ほどの場所にある建造物。17世紀初め、イタリア人宮廷建築家サンティーノ・ソラーリの設計による後期ルネサンス様式の宮殿と、池や噴水のある庭園がある。この特徴ある庭園から「水の宮殿」、あるいは「水の庭園」とも呼ばれる。1613年に、当時この一帯の実質的な支配者だった大司教マルクス・シティクス(在位1612~1619年)の要望により、夏の離宮として着工し、1616年に完成した。◇現地名は「Schloss Hellbrunn」。マスカニスの壁画や天井画がある宮殿の大広間や八角堂があり、庭園には温室、動物園、野外劇場、さまざまな趣向を凝らした洞窟などがある。庭園は無料で開放されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報