ツメブ鉱山(読み)ツメブこうざん

最新 地学事典 「ツメブ鉱山」の解説

ツメブこうざん
ツメブ鉱山

Tsumeb mine

ナミビアの首都ウィントフークの北約400kmにある角礫パイプ型多金属鉱床地質は上部原生界Otavi層群中のTsumeb層のストロマトライト・チャートを挟む苦灰岩。角礫パイプは苦灰岩・大理石長石質砂岩からなり長径180m, 短径60m, 2度屈曲して地表下1,700mまで連続。鉱床はこのパイプを満たす熱水性交代鉱床で,パイプの縁に発達する塊状鉱,母岩の層面に進入したマント鉱,砂岩・苦灰岩中の鉱染鉱がある。おもな鉱石鉱物閃亜鉛鉱・方鉛鉱・テナンタイト硫砒銅鉱で,Ge・Ga・Cd・Se・Ag・Mo・Hgなどの多種鉱物を産出。酸化帯は地表下300mまで分布するほか,地表下1,000m付近でパイプを切る割れ目を循環する地下水により,その下部にも発達。そのため二次鉱物が非常に多く,初生鉱物を含め当鉱床から210種の鉱物記載がある。1892年開山,本格的開発は第2次大戦後。79年までの産出粗鉱量1,800万t, 含有Cu量90万t, Pb240万t, Zn87万tで,Ag・Ge・Cdも回収。1979年の残鉱量約400万t, Cu4.3%,Pb7%,Zn2%,Ag100ɡ/t。付近にAbenab mineなどのバナジウム鉱床も分布。炭酸塩岩を交代したパイプ状鉱床でGe・Cd・Asに富む型として,シャバ・カッパーベルトのKipushiとともに銅・鉛・亜鉛鉱床の中でも特殊なタイプ

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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