最新 地学事典 「角礫パイプ」の解説
かくれきパイプ
角礫パイプ
breccia pipe
ほぼ垂直な円筒形で産出する角礫岩。ダイヤモンド鉱床ともなるキンバーライトパイプや斑岩銅鉱床に伴う角礫パイプは,地下のマグマから爆発的な脱ガスが起こってできた火道で,ダイアトリームと呼ばれる。直径1km以上のものもあるが一般に数百m以下。深さはチリのエルテニエンテ鉱床の例で1.7km以上連続。火道は地表に向かって広がりクレーターをもつと考えられるが,地表に達しないで終わる例もある。浅熱水金鉱床地域には火道のほか熱水噴出によって生成した角礫パイプがあり,一般に直径数十m以下で深さ方向の連続は数十m~300m程度。台湾の金瓜石鉱床,鹿児島県の岩戸鉱床にある。
執筆者:井沢 英二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

