現代外国人名録2016 「ティエリアンリ」の解説
ティエリ アンリ
Thierry Henry
- 職業・肩書
- 元サッカー選手
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1977年8月17日
- 出生地
- パリ郊外ユリス
- 本名
- Henry,Thierry Daniel
- 経歴
- 両親は西インド諸島出身。14歳の時所属するビトリー・シャティヨンの試合で大活躍し、スカウトされて16歳でモナコの養成センターに入る。1994年8月トップチームに引き上げられ、対ニース戦でプロデビュー。’96年U-19欧州選手権でキャプテンとしてチームを優勝に導き、超新星として一躍注目を集める。イタリア・セリエAのユベントスを経て、’99年8月イングランド・プレミアリーグのアーセナルへ移籍すると、ウイングタイプのチャンスメーカーからストライカーとして開花。2001〜2002年シーズン、24得点を挙げてリーグ優勝に貢献し、得点王を獲得。2004年2月対サウサンプトン戦でリーグ通算100ゴールを決める。2003〜2004年シーズンもリーグ優勝と得点王。2004〜2005年シーズンはリーグ優勝は逃すが得点王は獲得。2005〜2006年シーズン、3季連続得点王。2005年FAカップ優勝、2006年欧州チャンピオンズリーグ(欧州CL)準優勝。2007〜2008年シーズン、スペインのバルセロナに移籍。2008〜2009年シーズン、国内リーグ、国王杯、欧州CLの3冠に輝く。2009〜2010年シーズン、国内リーグ2連覇。2010〜2011年シーズン、米国MLSのNYレッドブルズに移籍。2012年1月〜3月の短期限定で古巣アーセナルに復帰。2014年12月契約満了でレッドブルズを退団。フランス代表としては、1997年10月A代表デビュー。’98年W杯フランス大会優勝に貢献。2000年のUEFA欧州選手権(EURO2000)でセンターフォワードのレギュラーの座を不動のものとした。2002年W杯日韓共催大会は1次リーグで敗退。2006年W杯ドイツ大会準優勝。UEFA欧州選手権(EURO2008)終了後からキャプテンを務める。2009年11月W杯欧州予選プレーオフの対アイルランド戦で、フランスは延長戦の末1-0でW杯出場を決めたが、試合後決勝点をハンドでアシストしたことを認めると、激しいバッシングを受けた上、不振も続き、2010年のW杯南アフリカ大会は1試合に途中出場しただけで、フランスは1次リーグで敗退した。2014年12月現役を引退。代表では1998年W杯、2000年UEFA欧州選手権優勝を経験し、123試合で51点をマーク。アーセナルではクラブ最多となる228点を挙げ、バルセロナでは2008〜2009年シーズンの欧州CLリーグ制覇に貢献。2006年FIFA年間ベストイレブンにも選ばれた。現役時代は185センチ、83キロ。利き足は右。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報