普及版 字通 「テイ・ネイ・やすむ」の読み・字形・画数・意味

8画
[字訓] やすむ
[説文解字]

[字形] 象形
台上の皿に血漿のある形。〔説文〕五上に「息を定むるなり」とあり、
(てい)声の字とするが、字が血に従うことからいえば、血を供して祈る儀礼を示す字である。卜辞に風雨を寧(やす)んずることを卜する例があり、〔周礼、春官、小祝〕に「風旱を
んず」という儀礼にあたるものであろう。また卜文に、「今夕、王は
(やす)きか」とあり、卜夕の辞にも用い、王身の安寧を卜する。
(寧)の初文とみてよく、
は
中で犠牲の心臓の血を用いて祈る儀礼をいう。[訓義]
1. やすむ。
2. 息をととのえる。
[声系]
〔説文〕に
・
・
(ねい)などの字を収め、字をみな
(ねい)声とする。
は
・
の初文とみてよい字である。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

