普及版 字通 「テイ・ひづめ・わな」の読み・字形・画数・意味
16画
(異体字)
17画
[字訓] ひづめ・わな
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(帝)(てい)。に締める意がある。〔説文〕二下に字をに作り、「足なり」とあり、〔荘子、馬〕に「馬以て霜を踐(ふ)むべし」とみえ、ひづめをいう。は〔説文〕二下に「(まも)るなり」、次条に「は衞るなり」とあって、鉄の意。〔説文〕にを収めないが、が後の常用の字である。またを捕る(わな)の意に用いる。魚を捕る筌(うえ)、を捕るは、目的のための手段で、これを筌(せんてい)という。
[訓義]
1. ひづめ、馬など。
2. わな、を捕るわな、まるく締めたわな。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 足乃宇良(あしのうら)、、阿止(あと)〔和名抄〕 を得る以なり。師、和奈(わな)/ 畜の足下なり、比米(ひづめ)/ 辨色立に云ふ、杵なり、比米(ひづめ)〔名義抄〕 ヒヅメ・アシ・ホダス・アト・ハシル・ワナ・タチツマヅク・アシスル 〔字鏡集〕 チハフ・シリゾク・アシノシタ・アシノウラ
[語系]
・・dyeは同声同義。tyekも声義が近い。(てい)は獣足、(てい)はその足で(ふ)む意で動詞。(てき)声の字に締めてまるくまとめた形の意が多く、もの形をいう。
[熟語]
角▶・囓▶・齧▶・▶・轂▶・痕▶・子▶・筌▶・爪▶・足▶・鉄▶・道▶・尾▶・輪▶・窪▶
[下接語]
円・岐・牛・齧・健・蹇・高・豕・朱・収・獣・乗・新・・筌・霜・単・鉄・・豚・馬・碧・忘・羊・揚・輪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報