ティファニーで朝食を(読み)ティファニーデチョウショクヲ

デジタル大辞泉 「ティファニーで朝食を」の意味・読み・例文・類語

ティファニーでちょうしょくを〔‐でテウシヨクを〕【ティファニーで朝食を】

原題Breakfast at Tiffany'sカポーティの短編小説集。1958年刊。表題作は、ニューヨークに住む美女と若い作家との恋愛を描く。1961年、ブレイクエドワーズ監督オードリー=ヘップバーン主演により映画化

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デジタル大辞泉プラス 「ティファニーで朝食を」の解説

ティファニーで朝食を

1961年製作のアメリカ映画。原題《Breakfast at Tiffany's》。トルーマン・カポーティの同名短編の映画化。監督:ブレイク・エドワーズ、出演オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、パトリシア・ニールほか。第34回米国アカデミー賞劇・喜劇映画音楽賞、歌曲賞(「ムーン・リバー」)受賞

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世界大百科事典(旧版)内のティファニーで朝食をの言及

【カポーティ】より

…南部の強烈な日ざしとその裏にひそむ退廃を背景に,現実と幻想の交錯するゴシック的な境界を遍歴する少年の物語が,入念な筆で仕上げられていて,文壇に清新な衝撃を与えたのである。つづいて,初期の作品を集めた短編集《夜の樹》(1949),第2の長編《草の竪琴》(1951)とやつぎばやに発表したが,このころからゴシック調は希薄となり,《ティファニーで朝食を》(1958)になると,都会女性の心理劇が展開する。ひじょうに多才で,小説のほかに旅行記や映画台本なども書いているが,1966年には実際に起こった殺人事件を克明に取材した《冷血》を発表,ノンフィクション・ノベル流行の先鞭をつけた。…

※「ティファニーで朝食を」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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