ティムバーナーズ・リー(英語表記)Tim Berners-Lee

現代外国人名録2016 「ティムバーナーズ・リー」の解説

ティム バーナーズ・リー
Tim Berners-Lee

職業・肩書
コンピューター科学者 ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)所長

国籍
英国

生年月日
1955年6月8日

出生地
ロンドン

本名
バーナーズ・リー,ティモシー〈Berners-Lee,Timothy John〉

専門
インターネット, WWW

学歴
オックスフォード大学クイーンズ・カレッジ〔1976年〕卒

資格
ロイヤル・ソサエティフェロー〔2001年〕, 米国科学アカデミー会員〔2009年〕, 王立工学アカデミーフェロー

勲章褒章
メリット勲章〔2007年〕

受賞
エセックス大学名誉博士号〔1998年〕,ロイヤル・メダル〔2000年〕,コロンビア大学名誉博士号〔2001年〕,オックスフォード大学名誉博士号〔2001年〕,日本国際賞(計算科学技術分野,第18回)〔2002年〕,ミレニアム技術賞(フィンランド)〔2004年〕,チャールズ・スターク・ドレイパー賞〔2007年〕,ユネスコ・ニールズ・ボーア・ゴールド・メダル〔2010年〕

経歴
大学時代、マイコンを手作りする。1976年プレッシー・テレコミュニケーションに入社、分散トランザクション・システム、バーコード技術などを手掛ける。’78年D・G・ナッシュに移り、写植システムやマルチタルクOSを手掛けた。’80年独立コンサルタントとしてスイスの欧州素粒子物理学研究所(CERN)と1年半の契約を結びプログラムを書く。’81年イメージ・コンピューター・システムを経て、’84年CERN研究員。’90年インターネットのサーバーソフトWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)を考案。’94年マサチューセッツ工科大学コンピューター科学研究所に入所。’99年WWWの標準化を進める非営利団体・W3C(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)を設立。技術総括責任者を務め、次世代システム“セマンティック・ウェブ”の開発にも取り組む。2009年ワールド・ワイド・ウェブ・ファウンデーションを設立。2012年オープン・データ・インスティテュート社長。2004年エリザベス女王からナイト称号が授与される。著書に「WEBを編む」「Webの創成」がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ティムバーナーズ・リー」の解説

ティム・バーナーズ・リー

HTMLHTTP、URLの考案者。1978年、ジュネーブにあるCERNにソフトウェア技術のコンサルタントとして参加。巨大な組織のため、数千人規模の研究者や参加者に情報を伝達させるシステム作りを依頼された際に、今日のWWWのもとになる「Enquire」と呼ばれる情報管理プログラムを作成した。1989年、CERNに置かれたNeXTコンピューター上にサーバーを構築し、テッド・ネルソン氏が発案したハイパーテキストを応用したHTTPdWebブラウザーの環境を作った。この作業は1990年10月から1991年夏まで行われ、インターネットで利用できるように形成された。1991年から1993年にかけては、インターネット上のユーザーと協議しながら、より一般的に扱えるように拡張を施していった。現在は、インターネット標準化団体のW3C(World Wide Web Consortium)でディレクターを務めている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android