普及版 字通 の解説

人名用漢字 17画
[字訓] ぬく・ぬきんでる
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(てき)。
は鳥が羽を翹(あ)げている形。〔説文〕十二上に「引くなり」とあり、羽を抜きとる意とする。羽をえらびとることを抜
という。〔戦国策、燕〕「之れを
客の中に
(ぬき)んで、之れを群臣の上に立つ」のように用いる。[訓義]
1. ぬく、ひきぬく、ぬきとる、とりさる。
2. ぬきんでる、そびえる、のびる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
ヌキイヅ・ヌキイデタリ・マサル・ヨロコブ・タル・ノブ・コマヤカニ 〔字鏡集〕
ヌケデタリ・トホル・ヌキツ・イタス・ヨコサマ・ヌク・タル・ヨロコブ・コマヤカニ・ノブ・スク・アサル[語系]
dyek、
de
kは声近く、
は鳥が羽を翹げている形。その長く
んでた羽を抜きとることを
という。軸diuk、抽thiuにも、中心となるもの、それをぬきとる意があり、同系の語である。[熟語]
引▶・
穎▶・
科▶・
冠▶・
挙▶・
賢▶・
削▶・
首▶・
授▶・
秀▶・
出▶・
叙▶・
昇▶・
升▶・
陞▶・
賞▶・
進▶・
第▶・
抽▶・
登▶・
任▶・
能▶・
髪▶・
抜▶・
本▶・
用▶[下接語]
引
・栄
・横
・簡
・挙
・
・采
・秀
・峻
・召
・奨
・賞
・聳
・進
・旌
・銓
・遷
・選
・薦
・抽
・超
・
・挺
・登
・拝
・抜
・表
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

