てけむ

精選版 日本国語大辞典 「てけむ」の意味・読み・例文・類語

て‐・けむ

  1. ( 完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去推量の助動詞「けむ」の付いたもの ) 過去に動作作用が完了していることを推量する。…したことだろう。…してしまっていることだろう。
    1. [初出の実例]「我が為と織女(たなばたつめ)の其のやどに織る白たへは織り弖兼(テけむ)かも」(出典万葉集(8C後)一〇・二〇二七)
    2. 「きのふ風のまぎれに中将はみたてまつりやしてけん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)野分)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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