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テッサロニーキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群(読み)テッサロニーキのしょきキリストきょうとビザンチンようしきのけんぞうぶつぐん

世界遺産詳解 の解説

テッサロニーキのしょきキリストきょうとビザンチンようしきのけんぞうぶつぐん【テッサロニーキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群】

1988年に登録された世界遺産(文化遺産)。テッサロニーキはギリシア北部にある同国第2の都市で、古代マケドニア王国の古都である。その都市名は、アレクサンドロス大王の妹の名前に由来する。ローマ帝国時代に、聖パウロがキリスト教を伝道したこともあり、東ローマ(ビザンチン)帝国による保護を受け、首都コンスタンティノープルに次ぐ同帝国第2の都市として発展した。このため、ローマ帝国、およびビザンチン帝国時代の遺構やモザイクなどの美術品が数多く残されている。305年頃に建てられたガレリウス帝の凱旋門などのローマ帝国時代の遺構、4世紀初めにガレリウス帝の墓廟として建設されたドーム型のロトンダを5世紀に改造した聖イヨルイヨス聖堂、5世紀半ばに建造されたアヒロピエトス教会、5世紀中期から後期の聖ディミトリオス聖堂、5世紀末のオシオス・ダビド教会なの初期キリスト教の教会の遺構のほか、ビザンチン時代の城壁の一部である白い塔、1028年に建造されたとされるパナイア・ハルケオン聖堂、14世紀のアギイ・アポストリ教会などのビザンチン時代の建造物も多数残っている。◇英名はPaleochristian and Byzantine Monuments of Thessalonika

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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