化学辞典 第2版 「テトラカイン塩酸塩」の解説
テトラカイン塩酸塩
テトラカインエンサンエン
tetracaine hydrochloride
2-(dimethylamino)ethyl 4-(butylamino)benzoate monohydrochloride.C15H24N2O2・HCl(300.82).p-アミノ安息香酸エステルを,まずN-ブチル化し,ついでジメチルアミノエタノールと反応させると得られる.融点147~150 ℃.水,氷酢酸,エタノールに可溶,エーテル,ベンゼンに不溶.局所麻酔薬として,脊椎麻酔に使用される.鎮痛の目的で軟膏としても用いられる.LD50 6.4 mg/kg(マウス,静注).[CAS 136-47-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報