テトロール酸(読み)テトロールサン

化学辞典 第2版 「テトロール酸」の解説

テトロール酸
テトロールサン
tetrolic acid

2-butynoic acid.C4H4O2(84.08).CH3C≡CCOOH.2-ブチン酸ともいう.アセト酢酸エチル五塩化リン塩素化したのち,アルコールカリで脱塩化水素すると得られる.無色の葉状結晶.融点77~78 ℃,沸点203 ℃,100 ℃(2.4 kPa).pKa 1.62(25 ℃).水,エタノール,エーテルクロロホルム二硫化炭素に可溶.重金属塩の存在下で容易に脱炭酸してメチルアセチレンになる.[CAS 590-93-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android