テュンダレオス(その他表記)Tyndareos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テュンダレオス」の意味・わかりやすい解説

テュンダレオス
Tyndareos

ギリシア神話の人物。スパルタ王オイバロスの子で,父の死後,いったんは兄弟のヒッポコオンによって故国から追放されたが,カリュドンに亡命してテスティオス王の娘レダと結婚し,ヒッポコオンがヘラクレスに殺されたあと,スパルタの王位についた。レダが,白鳥に化身したゼウスに犯されて産んだ卵から出生した子供たちの父として特に有名で,そのうちポリュデウケスとヘレネの父はゼウス,カストルとクリュタイムネストラは彼自身の子だったとされる。ヘレネがメネラオスと結婚すると,この婿に譲位し,後見役の地位に退いたとされる。

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百科事典マイペディア 「テュンダレオス」の意味・わかりやすい解説

テュンダレオス

ギリシア伝説のスパルタ王。レダの夫。その子のうち,カストルとポリュデウケス(ディオスクロイ)はテュンダリダイ(〈テュンダレオスの子〉)と呼ばれることもある。

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世界大百科事典(旧版)内のテュンダレオスの言及

【ディオスクロイ】より

…しばしば兄弟愛の典型とされる。スパルタ王テュンダレオスTyndareōsの妃レダの子で,ヘレネ,クリュタイムネストラの兄弟。父に関しては,ゼウス(ディオスクロイとは〈ゼウスの息子たち〉の意)とも,テュンダレオスとも,あるいはまた,白鳥の姿に変じたゼウスがレダと交わったあと,レダは夫とも同衾したので,ゼウスの種からはポリュデウケスとヘレネが,テュンダレオスの種からはカストルとクリュタイムネストラが生まれたともされる。…

【レダ】より

…ギリシア神話で,スパルタ王テュンダレオスTyndareōsの后。2女ヘレネ,クリュタイムネストラと2男ポリュデウケス,カストルの母。…

※「テュンダレオス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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