てらあ(読み)テラア

デジタル大辞泉 「てらあ」の意味・読み・例文・類語

てらあ

[連語]《「ている」に終助詞」の付いた「ているわ」の音変化》「ている」の意を感動的に、また、とがめたりさげすんだりする口調で表す。…ているなあ。…ているよ。「あんなにきれいに咲いてらあ」「そんなこと知ってらあ
[補説]ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「でらあ」となる。また「てら」と約してもいう。「鳥が飛んでらあ」「あんなこと言ってら」

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精選版 日本国語大辞典 「てらあ」の意味・読み・例文・類語

てらあ

  1. 〘 連語 〙 ( 「ているは」の変化したもの。上にくる語によって「でらあ」とも ) =てら
    1. [初出の実例]「こっぱげんくゎをしちゃア酒を喰ふことばっかり考てらア」(出典:洒落本・辰巳婦言(1798)宵立の部)
    2. 「ええ、焦心(じれっ)てえ。間違ってらあ」(出典草枕(1906)〈夏目漱石〉五)

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