テレスコーピング

最新 地学事典 「テレスコーピング」の解説

テレスコーピング

telescoping

クジラ類頭蓋に見られる特徴で,吻より後方の頭蓋において頭蓋を構成する各骨が互いに重なり合ったり指交することで,頭蓋の前後長が短くなる現象。このような頭蓋の各骨の関係が伸縮式の望遠鏡を想起させることが名前の由来。現在では,単に頭蓋を構成する各骨の相対的な位置関係の変化や,吻部要素の後退後頭骨などの前方への伸長を指す場合が多い。テレスコーピングの例として骨鼻孔の位置の変化がよく知られている。祖先的なクジラ類では骨鼻孔は頭蓋の前方に位置しているが,進化の過程で後退し,頭頂部付近に位置するようになる。このような変化は遊泳適応との関連で議論されている。またテレスコーピングの発達ハクジラ類におけるエコーロケーション反響定位)やヒゲクジラ類における濾過摂餌との関連も指摘されている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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