テレビ会議システム(読み)テレビかいぎシステム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テレビ会議システム」の意味・わかりやすい解説

テレビ会議システム
テレビかいぎシステム

遠隔地点にある 2ヵ所以上の会議室の画像と音声を伝送し,お互いにテレビ画面を見ながら会議を行なうシステム。ビデオ会議システムともいう。1984年3月から,日本電信電話公社が宅内設置型テレビ会議システムのサービスを開始したのを皮切りに,各通信機器メーカーも各種システムの提供を開始した。当初は,専用のテレビ会議網および高速デジタル回線を使用していたが,その後,ISDN回線,あるいは IP回線(→TCP/IP)による接続で使用されるようになった。多地点接続装置 MCU; Multipoint Control Unitを利用すれば数十ヵ所を結ぶ会議も可能である。旅費,時間の節減ができるため,官庁,企業,大学などで普及している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 TCP

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android