ディアデム(英語表記)Diadème

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディアデム」の意味・わかりやすい解説

ディアデム
Diadème

フランス測地衛星。ディアデムとは「王冠」のこと。入射した光線が必ずもと方向に反射されるように 144個のレーザー光線反射板をもつ。 1967年2月8日に1号 (本体の重さ 23kg) がアルジェリアのアマギール基地から,ディアマンで打上げられた。続いて2号が同年2月 15日に軌道に乗り,地中海などを中心とした精密地図の作成に役立てられた。

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世界大百科事典(旧版)内のディアデムの言及

【アケメネス朝美術】より

…彫刻の主題は,宗教的,民衆的あるいは個人的なものはなく,原則としてアケメネス朝の帝王観(例,宇宙の支配者,神の子孫)に関係するもので占められている。例えば,古代イラン民族の伝統的テーマ〈王権神授〉(王権神授説)は,帝王がゾロアスター教の最高神アフラ・マズダから王権の象徴の環(ディアデム)を授与される光景によって表現されている。これはメソポタミアの円筒印章の王権神授,アッシリアの太陽神と帝王の図像の系譜を引いているが,ゾロアスター教の聖火を加えている点が新しい。…

※「ディアデム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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