ディアマン(英語表記)Diamant

デジタル大辞泉 「ディアマン」の意味・読み・例文・類語

ディアマン(〈ポルトガル〉diamão)

ダイヤモンド

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精選版 日本国語大辞典 「ディアマン」の意味・読み・例文・類語

ディアマン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] diamant ) =ギヤマン物類品隲(1763)〕
    1. [初出の実例]「明い日光が金剛石(ヂヤマン)の指環にきらきら輝く」(出典ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉雲)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディアマン」の意味・わかりやすい解説

ディアマン
Diamant

フランスの人工衛星打上げ用ロケット。「ダイヤモンド」の意味。3段式で,第1段は液体燃料,第2,3段は固体燃料を使う。 1965年 11月 26日にフランス初の試験衛星 A1 (重さ 42kg) の打上げに用いられたものは,全長 18.94m,直径 1.4m,重さ 17.9t,推力 28tであった。続いてディアパソン,ディアデム1,2号を打上げた。 70年に改良型のディアマンBが登場し,西ドイツの衛星ディアル・ワイカ (1970.3.10.) やフランスの気象観測測地を目的とした衛星ペオール (70.12.12.) を軌道に乗せることに成功した。さらに 72年にはディアマンBの第2段を改良したロケット,ディアマンB-P4の開発に着手し,74年に完成。第1号機は衛星スターレット (75.2.6.) の打上げに成功した。しかし,フランスはヨーロッパ宇宙機関において,静止衛星打上げ専用ロケット「アリアン」の開発を担当しているため,75年限りでディアマンの使用は中止された。

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