20世紀西洋人名事典 の解説
デイビッド・エメリイ ギャスコイン
David Emery Gascoyne
1916 -
英国の詩人。
聖歌隊学校、美術工芸学校を卒業し、16歳で処女詩集「ローマのバルコニー」を発表。その後フランスに渡り、シュールレアリスムの洗礼を受け、エリュアールらの詩を翻訳し、1935年評論「シュルレアリスム管見」を出版、自らもその影響を強く受けた幻想的なイメージあふれる作品を発表し、’40年代の新ロマン主義の最も有望詩人として注目された。後年、詩風はより瞑想的となり、宗教的風味を持った。作品はほかに「詩集1937〜42」(’43年)、長詩「夜想」(’56年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報