20世紀西洋人名事典 「デイビッドスミス」の解説
デイビッド スミス
David Smith
1908.(1906.説あり) - 1965.5.23
米国の彫刻家。
インディアナ州ディケーター生まれ。
別名David Roland Smith。
オハイオ大学、アート・スチューデンツ・リーグなどで学び、画家として出発するが、自動車工場に勤務した経験によって鉄工彫刻家への道を歩む。ピカソらの影響を受け、’60年代には表面が磨かれたステンレス・スティールを幾何学的に組合せ、開放性、構築性、正面性をもつ独自の抽象的作風に到達。自然観察に基づくその作品は豊かな有機的性格をもち、第二次世界大戦後の現代彫刻に多大な影響を与えたが、’65年交通事故死した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報