デカトロン

化学辞典 第2版 「デカトロン」の解説

デカトロン
デカトロン
decatron, dekatron

1946年に発明された,計数専用のグロー放電を利用した放電管.一つの陽極を中心に多数の棒状電極が配置され,そのなかの10本が陰極となっている.陰極はつねにいずれか1本が陽極との間で放電を起こしていて,パルスが入るたびに放電の位置が時計まわりに移動していく.放電の色は封入ガスによって異なり,ネオン入りが赤,アルゴン入りが青紫色である.補助電極の構造によって,ダブルまたはシングルパルスデカトロンがあり,前者は,1発のパルスに対して2発の駆動パルスを必要とするため,モノステーブルマルチなどの補助回路を必要とするが,引き算もできる利点がある.デカトロンの最高計数率はそれほど高くなく,毎秒数万パルス程度である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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