C22H29FO5(392.46).1958年,G.E. Arthらにより16α-メチルヒドロコルチゾン=アセタートから合成された.ベタメタゾンの16位のメチルがα配位であることが異なるのみである.白色~微黄色の結晶.分解点約245 ℃.+72~+80°(ジオキサン).メタノール,エタノール,アセトンまたはジオキサンに微溶,水,エーテルに難溶.副じん皮質ホルモン作用,とくにグルココルチコイド作用が強い.ヒドロコルチゾンの25倍の抗炎症作用をもつ.リウマチ性関節炎,アレルギー性疾患,皮膚疾患,アレルギー性および炎症性眼疾患などの治療に用いられる.LD50 120 mg/kg(ラット,皮下).[CAS 50-02-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
(2020-7-28)
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...