デクシップス(その他表記)Dexippus, Publius Herennius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デクシップス」の意味・わかりやすい解説

デクシップス
Dexippus, Publius Herennius

[生]210頃
[没]270以後
ローマ帝政期のアテネ歴史家政治家。アレクサンドロス3世 (大王) 死後歴史ゴート人とローマとの戦争史,伝承期から 270年までの年代記などを著わしたとされるが断片として残るのみ。アテネのアルコンなどをつとめ,267年には蛮族侵略に抗して市民を率いて戦ったとみずから述べている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android