デジニョフ岬(その他表記)Mys Dezhnyova

改訂新版 世界大百科事典 「デジニョフ岬」の意味・わかりやすい解説

デジニョフ[岬]
Mys Dezhnyova

ロシア連邦最東端,チュコート半島先端の岬。アジア大陸の最東端で,ベーリング海峡に突出し,北緯66°05′,西経169°40′。最高点741mの岬が急傾斜で海に落ちる荒々しい風景をみせる。1648年にチュコート半島沿岸一帯を航行したデジニョフSemyon Ivanovich Dezhnyovを記念して,1879年に命名された。日本ではしばしば〈デジネフ岬〉と呼ばれる。日付変更線関係で,世界で最も早く新しい日を迎える地点である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「デジニョフ岬」の意味・わかりやすい解説

デジニョフ岬
でじにょふみさき
Мыс Дежнева/Mïs Dezhneva

ロシア連邦、シベリア北東部のチュコト半島東北端にある岬。北緯66度5分、西経169度40分に位置する。ベーリング海峡に突出したユーラシア大陸最北東端の地。古くはイースト(東)岬East Capeとよばれたが、1648年に初めてこの岬を探検したロシアの探検家デジニョフСемён Иванович Дежнёв/Semyon Ivanovich Dezhnyov (1605ころ―73)を記念して、年にスウェーデンの地質学者ノルデンシェルトが命名。デジネフ岬ともいう。近くにウエーレンの港がある。

[須長博明]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デジニョフ岬」の意味・わかりやすい解説

デジニョフ岬
デジニョフみさき
mys Dezhnëva

ロシア北東部,チュクチ半島北東端にある岬。ユーラシア大陸の最東端で,ベーリング海峡をへだててアラスカプリンスオブウェールズ岬と相対している。 1648年初めてこの岬を回ったロシアの探検家 S.I.デジニョフを記念して,1879年命名された。

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世界大百科事典(旧版)内のデジニョフ岬の言及

【ベーリング海峡】より

…アジア大陸東端のチュコート半島デジニョフ岬と北アメリカ西端のプリンス・オブ・ウェールズ岬の間にある海峡。北極海と太平洋(ベーリング海)とをつなぐ。…

※「デジニョフ岬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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