20世紀西洋人名事典 「デニスブレイン」の解説
デニス ブレイン
Dennis Brain
1921.5.17 - 1957.9.1
英国のホルン奏者。
元・フィルハーモニア管弦楽団首席奏者。
ロンドン生まれ。
英国ホルン界の名門の家系に生まれ、ロンドンの王立音楽大学で父に師事。1938年デビュー。第二次大戦中中央軍楽隊の独奏ホルン奏者として活動。戦後’46年ロイヤル・フィルハーモニーのホルン首席奏者を経て、フィルハーモニア管弦楽団首席奏者となり名声を得る。その間独奏者、室内楽奏者として活躍。又デニス・ブレイン管弦合奏団を兄のレナード・ブレイン等と組織。卓越な技巧と優雅な演奏スタイルで、速いスタッカートのパッセージから絶妙なフレージングに至るまで絶妙な演奏を聴かせた。ホルン界の至宝と言われたが、若くして交通事故死。レコードはカラヤン指揮モーツァルトの「ホルン協奏曲」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報