法則の辞典 「デバイ関数」の解説
デバイ関数【Debye function】
のかたちとなる.この絶対温度と特性温度の比によって変化する関数 F(x)をデバイ関数(比熱の)と呼ぶ.
(2) 結晶解析におけるデバイ関数.結晶構成原子の熱振動のため,ブラッグ反射*の強度が,デバイ‐ウォラー因子*に従って減少する.デバイ‐ウォラー因子をexp(-2M/T)の形で書くと,この M は次式で表される.ただし h はプランク定数*,k はボルツマン定数*,λ は波長,θ は散乱角の1/2である.この ΘD もデバイ温度*と呼ばれる.
この式に現れる φ(x)をデバイ関数と呼んでいる.