現代外国人名録2016 「デビ・プラサドシェティ」の解説
デビ・プラサド シェティ
Devi Prasad Shetty
- 職業・肩書
- 外科医 ナラヤナ・ヘルス病院グループ会長・創業者
- 国籍
- インド
- 生年月日
- 1953年5月8日
- 出生地
- カルナタカ州マンガロール
- 専門
- 心臓外科
- 学歴
- Kasturba Medical College卒
- 受賞
- 日経アジア賞(経済・産業部門,第19回)〔2014年〕
- 経歴
- 大学卒業後、コルカタの病院に勤務。傍ら、1983年より英国の病院でも心臓手術の経験を積む。当時英国の医療費削減に対する取り組みに上司が関わっていたことから、資料作りなどを担当。そこで、コスト意識や保険制度の在り方について学ぶ。’89年帰国後、心臓を患っていたマザー・テレサの担当医となる。施術後にマザー・テレサがささやいた“神は心臓に問題を持つ人間もお作りになられた。あなたはそんな人々を救うために天から送られたのね”という言葉をきっかけに、貧困層への医療に取り組むようになる。2001年バンガロールに病院を設立。その後、貧困層向けを中心に心臓病など4つの専門病院を展開するナラヤナ・ヘルス病院グループを経営。2014年2月カリブ海の英領ケイマン諸島に病院を開業。また、2000年頃、地元の牛乳協同組合から心臓病のリスクを抑える低脂肪牛乳普及のスポンサーを依頼されたことがきっかけで、酪農家らを対象とした保険の立ち上げを提案、州政府の賛同も得て、こうしたスキームが瞬く間に広がりをみせ保険の加入者は300万人にまで拡大した。2014年第19回日経アジア賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報