ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュラン=リュエル」の意味・わかりやすい解説
デュラン=リュエル
Durand-Ruel, Paul
[没]1922. パリ
フランスの画商。印象主義の画家の擁護者として有名。 1867年パリのラファイエット街に画廊を開設。 69年美術雑誌『趣味と芸術』を創刊し,A.ルノアールや C.ピサロに関する記事を執筆。 72年 E.マネの作品を 23点買い,一時財政危機に瀕したが,86年アメリカで印象主義展を開催,アメリカにも画廊を開設 (1889~1950) した。 1924年パリの画廊はフリートラント通りに移転,2人の孫ピエールとシャルルに継承され,現代美術の貴重な資料を保管している。
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