デラウェア州(読み)デラウェア(その他表記)Delaware

翻訳|Delaware

デジタル大辞泉 「デラウェア州」の意味・読み・例文・類語

デラウェア(Delaware)

米国東部の州。州都ドーバー。独立13州の一。近郊農業地帯で、化学などの工業も盛ん。→アメリカ合衆国補説
ブドウの一品種。実は紫褐色で小粒。
[類語](葡萄山葡萄巨峰マスカット

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デラウェア州」の意味・わかりやすい解説

デラウェア〔州〕
デラウェア
Delaware

アメリカ合衆国,大西洋岸に突出したデルマーバ半島の北東部を占める小さな州。州都ドーバー。南部は低平な海岸平野で,北部には丘陵が連なる。元来はインディアン,デラウェア族の居住地であったが,1609年 H.ハドソンがデラウェア湾とデラウェア川に到達,翌年バージニア総督デ・ラ・ウェア卿にちなんで命名した。 31年オランダ人が初めて入植したが失敗,38年スウェーデン人が現在のウィルミントンの地に入植し,付近一帯をニュースウェーデンと呼んだ。 55年オランダがこの地を征服し,ニューネザーランドと改称したが,64年以降イギリスがオランダに代って支配。アメリカ合衆国独立に際しては,独立十三州 (→十三植民地 ) の一州であったばかりでなく,1787年 12月7日に合衆国憲法を他州にさきがけて批准した州として知られ,「一番目の州」「ダイヤモンドの州」という名称をもつ。水力を利用して古くから工業が発達し,アメリカ合衆国で最も工業化の進んだ州となった。缶詰をはじめとする食品加工,化学製品,自動車,金属,鉄,造船などの工業が立地。農業はブロイラー飼育と野菜,果実の栽培が盛ん。面積 5240km2。人口 89万7934(2010)。

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