20世紀西洋人名事典 「デレクウォルコット」の解説
デレク ウォルコット
Derek Walcott
1930 -
セント・ルシアの詩人,劇作家,演出家。
父はイギリス人で水彩画家。1957年にアメリカ演劇研究のために渡米し、後に演劇活動に従事した。「25の詩」「漂泊者」「入り江」などの詩集、代表作で自叙伝詩集「もう一つの生」(’73年)、「ハマベブドウ」などがあり、カリブの混血文化に由来する疎外感、孤独をトロピカルに綴っている。劇作は、「ヘンリ・クリストフ」「サル山での夢」、ミュージカルに「セビーリャの戯れごと師」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報