ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリストフ」の意味・わかりやすい解説
クリストフ
Christophe, Henri
[没]1820.10.8.
ハイチ北部の王 (在位 1806~20) 。奴隷として生れ,1791年以来ハイチ独立戦争で軍人としてフランスと戦う。 1802年フランスが再びハイチを植民地にするとこれと戦って敗退させ,11年以降はエンリケ1世の名で王となり北部ハイチを支配した。治世中,農業および貿易の振興をはかるため,農民を武力により強制的に働かせたり,大宮殿を築くなど専制政治を行なった。 20年脳卒中に襲われ,その後自殺。その後王国はハイチ共和国の一部となった。
クリストフ
Christoph, Herzog von Würtemberg
[没]1568.12.28. シュツットガルト
ウュルテンベルク公国の領主。公国は南西ドイツのシュワーベン地方に形成された中規模の領邦である。 M.ルターの改革に呼応して,プロテスタント系の教育制度をつくった。
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