デンシワーイ事件(読み)デンシワーイじけん

改訂新版 世界大百科事典 「デンシワーイ事件」の意味・わかりやすい解説

デンシワーイ事件 (デンシワーイじけん)

1906年,イギリスの植民地支配下にあるエジプトのデンシワーイDanshiwāy村で鳩撃ちに来たイギリス兵士と農民との間におこった事件。死亡したイギリス兵士をめぐる裁判で多数の農民がみせしめに絞首刑にされたため,これまで比較的沈黙を守ってきたエジプトの大衆は,民族解放運動を積極的に支持するようになった。こうした状況の中で国民党をはじめとする諸政党がエジプトではじめて組織化されて民族解放運動は新たな段階に入るが,結局運動は知識人層にのみとどまり,せっかくの民族的高揚はその後停滞してしまった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 山根

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む