20世紀西洋人名事典 「デービッドケーリン」の解説
デービッド ケーリン
David Keilin
1887.3.21 - 1963.2.27
英国の生物学者。
元・ケンブリッジ大学教授。
モスクワ生まれ。
リエージュ大学、パリ大学に学び、1917年ソルボンヌ大学で学位を取得する。’15年にケンブリッジ大学助手、’31〜52年にケンブリッジ大学生物学教授となる。’22年頃から高等双翅目の生化学的研究に進み、’25年には細胞内色素タンパク質チトクロームを発見し、細胞の呼吸におけるチトクロームの役割を明らかにし、ケンブリッジの若い研究者に影響を与えた。著書に「The History of Cell Respiration and Cytochrome」(’66年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報