トゥリシェン(読み)トゥリシェン(その他表記)Tulišen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥリシェン」の意味・わかりやすい解説

トゥリシェン(図理琛)
トゥリシェン
Tulišen

[生]1667
[没]1740
満州人の旅行家。姓はアヤンギオロ,満州正黄旗の人。康煕 15 (1712) 年清の康煕帝に派遣されて,ボルガ・トルグート (土爾扈特)のアユーキ・ハンのもとに使いし,外モンゴルからロシア領シベリアを通って,同 17年の夏,アユーキ・ハンのマヌトハイの本営に達し,再びシベリア経由で同 18年の春に北京に帰った。この大旅行の報告書が『異域録』 Lakcaha Jecen de Takūraha Ba be Ejehe Bitheである。のち兵部員外郎,兵部郎中,広東布政使,陝西布政使,陝西巡撫,兵部右侍郎,兵部左侍郎を歴任。内閣学士,工部侍郎となり,乾隆2 (37) 年引退した。

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世界大百科事典(旧版)内のトゥリシェンの言及

【異域録】より

…18世紀初,中国,清のトゥリシェン(図理琛)の著した旅行記。トゥリシェンの一行は,康熙帝の命により1712年(康熙51)5月北京を出立し,内外モンゴリア,シベリアを経てボルガ河口に住牧するトルグート族長アユキハンを訪れて,15年3月北京に帰着した。…

※「トゥリシェン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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