トゥルンタクシス(その他表記)Thurn und Taxis

改訂新版 世界大百科事典 「トゥルンタクシス」の意味・わかりやすい解説

トゥルン・タクシス
Thurn und Taxis

ドイツ・神聖ローマ帝国において郵便業務をつかさどった家系ロンバルディアの出身であったが,ハプスブルク家と結び領域内に郵便制度をつくりあげ,これを掌握することによって経済的・社会的地位を築いた。まず1516年にF.vonタクシスがスペイン帝国内の郵便業務の独占を認められた。95年神聖ローマ帝国とネーデルラントの郵政長官を任じられ,1615年には,この職は同家の世襲職となった。これと並行して,帝国諸侯貴族)にも列せられ,1650年に紋章の使用を許可され,トゥルン・タクシスと名のり,95年には侯Fürstの地位にのぼった。1701年には,ネーデルラントでの職と資産を失ったが,1702年以降フランクフルト・アム・マインに居を構え,ここを業務の中心とした。18世紀には,皇帝の親任も受け,いくつかの領邦手中にしたが,神聖ローマ帝国の解体とともに,同家の確立した郵便組織網は徐々にドイツ連邦内の諸国家に移され,1867年プロイセンに300オターラーで譲渡された。現在も同家は,1748年以降移り住んだレーゲンスブルクの地に残されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 三浦

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

半夏生の用語解説を読む